7アクトでの無料体験

私がアメリカ人講師のマイケル(仮称)に出会ったのは、ちょうど去年の7月頃でした。英会話を勉強してみたくて、色々な英会話スクールの体験レッスンにも出掛けてみました。そんな時に、インターネットで偶然、外国人講師とのマンツーマンのレッスンが3000円で受けられるという、7アクトという英会話スクールに出会いました。半信半疑で、無料体験レッスンの申込みをしてみました。ちょうど10日位たって、もう忘れていた頃にメールで返信があり、〇〇駅の改札口で、マイケルに合うことになりました。

マイケルは、日本人スタッフと一緒に、駅の改札口で私を待っていました。私が女性の日本人スタッフに声をかけ、3人で簡単な挨拶だけをして、近くの喫茶店に行きました。マイケルは長身で、ハンサムな30代の男性講師でした。私の顔を見て、ウィンクをして笑顔を見せてくれたのが、印象的でした。喫茶店に着くと、マイケルがテキストを広げて、簡単なレッスンをしてくれました。日本語が少しできる講師だったので、私も少し安心して、彼のレッスンを楽しみました。その後、日本人スタッフの方から、7アクトのシステムや入会についての案内があり、「マイケル先生はとても人気なので、もし気に入ったなら、入会金を支払って、1回目のレッスン日を仮に決めておきましょう」と言われました。もちろん、マイケルも、「Good luck! 」みたいなことを言って、私を応援してくれる感じがしたので、私は、入会の意思をその担当者に告げました。

 初回のレッスン

それから、入会金の6万円と月会費などを振り込み、1回目のレッスン日を迎えることになりました。入会金をお支払したと同時に、先生の連絡先を(携帯番号)を教えてもらったので、レッスン日には、私が彼のアパートに直接行くことになっていました。仕事を終えて、夜の8時を回った頃に、少し薄暗い路地に入り、やっとのことで、彼のアパートの前まで辿り着くことができました。部屋のドアを数回ノックすると、Tシャツに短パン姿の彼が出てきました。無料体験の時には、スーツを着ていたので、まるで別人のような印象を受けました。

彼は、日本語で、「大丈夫だった?どうぞ中に入って」と言ってくれ、私は彼のアパートの部屋に足を踏み入れました。
薄暗い部屋の中の様子をこの時、はっきりと把握することができませんでした。しかし、台所には、食べかけであろうラーメンの丼や、インスタントフードのカッブ類が散乱として置かれてました。また、玄関には、古い雑誌や新聞が束になって重なってあり、足の踏み場もないような状態でした。部屋は煙草臭く、どことなく、シンナーの臭いもしました。
少しためらっている私を見て、彼は、今度は英語で、"come on, let's have english lesson !"と言い、私を中に誘導しました。
私は靴を脱ぎ、部屋の中に入ると、何かヌルッとしたものに足を滑らせてしまいました。彼は、妙に大声で明るく振舞っているような様子でした。
座蒲団を一枚出してくれて、ようやく私は座ることができましたが、その部屋の中の異常な光景に気付くのに遅かったようでした。

 異常な部屋

部屋の中を見渡すと、テレビ、冷蔵庫、レンジ、ちゃぶ台、カラーボックス、そして、押入れから出しっぱなしの布団。
壁には、日本人女性の写真がいっぱい貼られていました。女子高校生の制服姿から、スチュワーデス、看護婦まで、色々な女性の生写真でした。それと、ビデオや雑誌がたくさんあり、裸の女性の写真も目に入りました。
私は怖くなり、何の言葉も発することなく、ただ呆然と座っているだけでした。すると、彼が、日本語で、「僕は、美しい日本人女性が大好きなんだ。大丈夫だよ。」と言いました。
私も、気を取り直し、英語のレッスンを受けに来たわけだし、レッスンを受けたら、すぐに帰ればいいんだと自分に言い聞かせていました。
彼は、テキストを取り出し、私に、「緊張しなくていいよ。」と言いました。ちゃぶ台に二人向き合いになって、何とも奇妙なレッスンがスタートしました。

 レッスンが始まって

つづく・・















                         

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